タイだ。

タイで外こもりニートの日記帳。

タイにいるサイト管理者は気をつけましょう

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ネットに猥褻画像を公開した容疑でバンコク近郊のポルノサイトの管理者の一人が捕まった、というニュースがマティチョンやプーチャッカンという有名どころの新聞サイトに掲載されたんですが、例えばマティチョンには、จับเว็บมาสเตอร์เว็บโป๊ แพร่ภาพคลิปลับว่อนเน็ต – matichonのように、いかにも実際にポルノサイトを運営していたような見出しです。

ところがそのウェブサイトというのはごく普通のIT技術者の日記ブログで、特に卑猥な内容は無いものだったそうで、陰謀じゃないかと話題になっているようです。記者も記事を書く前に5分ぐらい時間を使って当のサイトを見てみれば、すぐにこれは変だと思いそうなものだと言うんですね。その後、特に訂正記事は無いようです。

いきなり警察に踏み込まれてサーバとか押収されて一晩留置場に拘留された後、保釈金を払って出てきた当の技術者が、その出来事を日記に 212cafe.com เป็นข่าว! として書いています。かなりの恐怖を感じたようです。

タイでは最近、コンピュータを違法な目的に使うことを取り締まる法律が公布されたんですが、どうも権力者が気に入らない言論を潰す方法に使ったり、気に入らない相手や商売敵への嫌がらせや嵌め込み、警察の別件捜査やみかじめ料の徴収なんかにも流用されているんじゃないかという懸念が広まっています。先週も、情報通信技術省の大臣が気に入らない記事を消させる為に、該当サイト数箇所への通信をISPに遮断させたり、「協力を求める」という言葉でサイト管理者へ圧力をかけて記事を消させたことを認める発言をしたので話題になりました。この時は「法的手続きを取らなかったのは、いちいち裁判所を通すのが面倒だった」というような発言も有ったようです。

タイでウェブサイトを運営すると、自分に非が無くても最初の人のように理不尽な目に合うかもしれません。新聞が上記のように派手な見出しをつけて実名報道すれば、その個人や企業は社会的に大きな打撃を受けることになります。このような現状を打破する為にネット市民は戦いましょうという呼びかけが bact’ is a name: Netizen Unite!に有ります。

というわけで、タイでウェブサイトを運営している日系企業やサイト管理者の方々も気をつけてくださいね。

[5-30 追記: 上の212cafeのサイト管理者が警察に踏み込まれた経緯が、関係者からの話として出てます。
Cyber law, Process and Standard in Thailand. > SEM, SEO knowledge in Thailand
簡単にまとめると、

  1. ある女性の恋人である男性が、その女性の写真を212cafeの掲示板にポストした。
  2. 女性がその男性を訴えると共に、「写真の公開に協力した」としてサイト管理者も訴えた。
  3. 警察が証拠を押さえる為にサイト管理者を逮捕した。

というのが経緯だそうです。誰でも投稿できる掲示板を設置しているサイトはたくさんありますから、これは危ないですね。訴えられる危険を防ぐには、全ての投稿を公開前にモデレートしなきゃなりませんが、それじゃコミュニケーションが成り立たないサイトも多いことでしょう。困った問題ですが、これがきっかけで「コンピュータを利用した犯罪に関する法」の解釈や執行に明確な基準を設けるよう求める運動が起きつつあるようです。

これと似た問題で、現在明確な判断基準なしに権力者が圧力をもってサイトの閉鎖や遮断を行っている件があります。タイはもともと言論の自由が有る国ではありませんが、こういう問題をきっかけに言論の自由を求める運動が広がる可能性も有るかもしれません。日本でもタブーに触れると超法規的に圧力が掛かりますが、タイでの思想表現に対する圧力は遥かに厳しいものがあります。]

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Written by thaida

2008/05/27 @ 05:05

コメント / トラックバック2件

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  1. “Open Net, Open Mind :)”
    protect our freedom
    on our Internet
    join the manifesto

    http://gopetition.com/online/19589

    bact'

    2008/06/01 at 13:50

  2. 先日、民主党のテープタイ・セーンポン氏が「危険なサイト」として29個所のサイトをリストアップして、政府と情報通信技術省に対策を取るように要求した、という件がありました。
    上のコメント内のリンクは、そのテープタイ・セーンポン氏と民主党に対して、この件に関する説明責任を果たし、異なる意見を持つウェブサイトや人々に不当な圧力をかけたり、言論の自由を押さえ込む風潮を助長するのを止めるよう要求する署名活動のページです。

    thaida

    2008/06/01 at 14:45


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