タイだ。

タイで外こもりニートの日記帳。

Archive for 6月 2010

検閲動向

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司法省、公営部門内不正取締局、麻薬取締局および法務省特別捜査局(DSI)共同での発表。
ดีเอสไอสอบคดีหมิ่นสถาบันคืบ -posttoday

王室打倒の陰謀に関する捜査中のDSIによると、仕事もせずに一日中インターネットに書き込みをしている者への異常な資金の流れが見つかった、としている。
 
司法省は王室機関への侮辱により安全を脅かす犯罪事件は数多く捜査しているが、王室打倒の陰謀については特別事件として扱わなければならない。犯罪者はネットワークを組織し、王室と国家の安全に直接影響を脅かすという意図を持っている。捜査によってグループへの資金の流れに繋がりが有る事が分かった。犯罪者の一部には職業が無いにも関わらず一日中コンピュータにデータを入力しており、通常の意見の表明とは違う不自然な行動と見なされる。
 
DSI副長官「王室打倒の陰謀については繊細な問題。99.99%のタイ人が忠誠を持っていても、僅かな一部の者が国家に対する悪意を持っている。事件に関する情報が有ったらDSIに提供して欲しい」


という事ですので、ネット上で度々意見を書いている友人が居たら注意してあげた方が良いでしょう。王室打倒ネットワークの一員として逮捕されれば何年にも渡って拘留されることになります。

Written by thaida

2010/06/30 at 20:25

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2005年のアピシット氏

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2005年8月26日の記事が興味深いと言っている人が居たので見てみました。

Decree on militants ‘no license to kill’ – The New York Times

タクシン首相は、非常事態宣言の布告は殺人を許可するものでは無く、深南部ムスリムの暴力的な分離独立派を根絶するのに必要であるとし、上院の承認を得て先月から実施されている。
反対派は、これは暴力を煽り立てるだけであり、憲法で保障されている基本的人権に反し、効果もなく挑発的であるとして激しく非難。野党リーダーのアピシット・ウェーチャーチワ氏は、非常事態宣言により容疑者の拘留やメディアの検閲に関して広範な自由裁量権を与える事となり、市民の自由が侵害される事となると非難、また議会での討論にて「出版物の検閲が法により可能となるならば、それは憲法が明言している“戦争下でのみ実施できる”という記述に反する。我々が戦争状態の中にいるのではないことは明白である。」と語った。[後略]


当時のタクシン首相が深南部に非常事態宣言を布告した時の記事でしょうか。深南部の惨状は現在もこの時からそれほど好転しているようには見えません。先日は過去6年の爆弾テロによる死者が4千人を超えたという発表が有りました。死亡者の家族等の間接的被害者は5万人を超えていると言われています。非常事態宣言による効果は、むしろ状態を悪化させたという声も多いようです。第三者機関による監視が無い為、治安部隊による市民の捜査や逮捕監禁に信用できる証拠の裏付けが無い事が、和解を妨げる大きな原因と言われています。
 
現在布告が出ているバンコクや各地方への効果はどうなんでしょうか。深南部程の活発なテロ活動は考えられないとしても、既に反政府派メンバーの暗殺死や不審死が起きている事もあり、活動家の一部は既に地下に潜らざるを得なくなっているようです。やはり深南部と同じような道を辿るのかどうかが不安な点です。
 
アピシット氏については当時の政府を非難した上記の言葉と、首相になってからの行動を比べると確かに興味深いんじゃないでしょうか。アピシット政権に敵対的なテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等は検閲どころではなく、全て閉鎖されてしまいました。反政府、反王政的なウェブサイトも10万以上のサイトがタイ国内ISPによりブロックされています。5年前は検閲に反対していたアピシット氏ですが、これは戦争状態だから良しとしているのか、あるいは政権を取って気が変わったのか、それとも当時の政権を攻撃する為の嘘だったんでしょうか。

Written by thaida

2010/06/29 at 17:55

タイの検閲ブロック、合計11万3千サイト以上

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タイ政府、不敬罪に抵触する4万3千サイトを検閲ブロック、あと3千サイトも追加。
Thailand: Government shuts 43,000 more websites for lèse majesté, plans to block 3,000 more, total up to 113,000 -Global voices Advocacy

5月9日、タイ情報通信産業省(MICT,ICT省)と非常事態対応センター(CRES)は5万のウェブサイトを検閲ブロックし、更に一日500のサイトを検閲ブロックの対象として追加していることを認めた。FACTの広範囲な調査によるとタイのISPは少なくともあと1万5千のサイトをブロックしており、合計で6万5千以上となっていた。5月の第2週、CRESは更に770のサイトのブロックを発表。5月26日には更に1150。これらの数字を4万6千に足すと、タイの検閲ブロック数は11万3千サイト以上ということになる。
 
6月15日、内閣は“王制を守る”為のコンピュータ犯罪防止根絶局の創設を認可。新事務所はICT省、タイ国家警察、CRESやCAPO等の軍事機関、陸軍司令室、文化庁に検閲官を配置した。多すぎて数え切れないので漏れが有るかもしれないが。
 
6月17日、ICTの新大臣は200人のブラックリスト名簿を発表し、インターネットへの情報発信することを禁じた。制限の内容はきちんと定義されていないが恐らくこれらの人々の名前を冠したサイトは検閲ブロックされるだろう。不敬罪の罪を負わされて亡命中の元総理府大臣ジャカポップ・ペンケー氏、チュラロンコン大学教授のジャイ・インパコン教授の両氏がブラックリストに記載されていることは知られているが、リストのその他の内容は機密とされている。つまりそれらの人々は自らの名誉を守ることも出来ない。あなたはリストに載っているか?私は?
 
上記ブラックリストの発表には、政府の嫌いなサイトは告発される事に成るという警告も含まれていた。タイは急激にインターネット不毛の地になり、偏執狂のリーダーであるミャンマー(ビルマ)や北朝鮮に肩を並べようとしている。IT産業、開発者達は間違いなく出口を探すことになるだろう。[後略]


王制を守るという大義名分でなりふり構わず政敵や反政府派を封じ込める手段として不敬罪が乱用されています。これだけ乱発されると、守ろうとしている王制とは何なのか、果たしてかつての姿で存在しているのかも怪しくなってきます。政府は軍部の後ろ盾で強権によってかろうじて形を留めていますが、ほころびが出始めれば現政権が倒れるだけでなく、国家としての崩壊もあり得るのではないかと感じられます。

Written by thaida

2010/06/24 at 12:47

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アピシット政権動向

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No Reconciliation for Thailand’s Red Shirts -asiasentinel

アピシット首相は和解を約束しているにも関わらず、背後に軍部の後ろ盾を持つタイ政府による反政府派への締め付けが続いている。最近は5月までの反政府運動への支援の疑いにより83の銀行口座を差し押さえた。アピシット氏は銀行口座を差し押さえた後「誰も迫害しない」と協調しつつ陸軍による強制排除が行われ、6月16日の時点でも435人の赤シャツ抗議運動参加者が投獄されたまま、その数は更に毎日増え続けたという。
 
国際投資家の主な関心は海外逃亡中のタクシン氏の支持者を追い詰めるという企てにより、アピシット政府が国際的な資金の流れをどの程度妨害するつもりかという事だろう。公開された資料からはタクシン氏との繋がりは見られないが、政府はどこに繋がりを見いだそうとするのか。[略]政府による金融ブラックリストにはタクシン氏の家族、23の政治家、15の実業家、17の赤シャツ抗議運動(UDD)の幹部、5人の退役軍人や警察官が含まれている。
 
政府は赤のネットワーク、特にその資金源を弱めることを目論んでいる。その為にテロリストのネットワークが存在するという疑いをかけ、これを正当化するつもりだ。危険なことにバンコク住民は政府のこの計画に賛同している。この対象には野党プアタイ党も含まれており、つまり政敵を弱めるという目的でもある。すぐにでは無いにしても今後の選挙に大きな影響を与える事になる。[後略]


地方での赤狩りは現在も行われているようですが、アピシット政権は反政府運動と敵対する政党を金融ブラックリストでひとまとめにしてその資金源を押さえ込み弱体化させ、次の選挙までの間に権力を強固にしようという目論見のようです。これまでの流れを見ると、まずは反政府運動を徹底的に叩いて反抗者に思い知らせ、「テロリストという魔法の言葉」でその武力鎮圧事態への非難をかわし、そして選挙では勝てない政敵もこれで倒すことが出来る、というわけです。

Written by thaida

2010/06/23 at 16:51

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セート・デーンの娘

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Seh Daeng’s girl : I’ll lead dad’s political party -nation
暗殺されたカッティヤ少佐(セート・デーン)の娘さん(29)のインタビュー記事。記事によると、娘さんは現在弁護士の職についているようですが、今後は父親が作った政党を継ぐことになるようです。

以下抜粋。

今後の活動について: 父が作ったカッティヤタム党に行く。現在の弁護士職と共に政治家として働く。父の死後、この党を死なせたくはない。党員の人達は私に私にリーダーとなるよう求めている。政治家として働くのは心配だが、他の政党とは独立した、いつでも調査を受け入れられる透明な党にしたい。UDDが支持するプアタイ党と競合することになるが理解を求めたい。…

父親の暗殺について: 父の暗殺についてはまだ捜査中。誰が殺したかという質問には警察の仕事なので答えない。父は2ヶ月間のデモ活動の間ずっと集会場で過ごした。父とは毎日電話で話したが、父は私に心配させたくなかったし、私も心配しているように見せなかった。私が何かを言ったことで父を煩わせたくなかった。これも父が教えたこと、一人で生きる為に強くなること。…

PAD(黄色シャツ)の集会に参加していて父親とは反対の立場だったのでは?という質問に: 私と父が敵対していたと多くの人が思っているかもしれないが、黄色シャツのデモ集会に行っていたからといって支持していたというわけではない。ただあらゆる派の情報が欲しかっただけ。…

赤シャツ派の側に立つことになるのか?という質問に: 多くの赤シャツの人達が父の遺体に敬意を表している。彼等は私を励まし、60歳を超えるような人まで私や父に敬意を表している。彼等の心に偽りは無い。私は父の側に立つ。私の血は赤くなりつつある(My blood is getting red.)。


既に父と母を失ったということですが強い意思を持っていそうです。強力な女性活動家の一人になる可能性もありますね。

Written by thaida

2010/06/17 at 18:27

政府動向: UDD支援の資金の流れを公開

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政府CRESはUDD支援の疑いが有る資金の流れを公開。
แฉ86เครือข่าย’แม้ว’ทำธุรกรรมการเงินผิดปกติ  -khomchadluak

その内訳の例。

  1. タクシン氏の家族や親戚との間での資金移動314億5千万バーツ。
  2. タクシン氏と繋がりのある議員、元議員との間で15億4千490万バーツ。
  3. UDD幹部との資金移動8340万バーツ。
  4. 元軍人や警察との資金移動16億3410万バーツ。
  5. 民間企業間での資金の循環1189億100万バーツ。


タクシン氏からは資産のかなりの部分を没収した筈ですが、送金先を片っ端から潰してゆくという方針のようです。しかしタイ国内の銀行ネットワークを使うというのはどうなんでしょうか。どこの国でも、日本でも言えることでしょうが政権を持つ者が敵と見なせば普通の金融機関は全て押さえられてしまうと思うのが普通だと思うんですが。

Written by thaida

2010/06/17 at 14:23

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反UDDグループ

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facebook-反UDDのグループ。
Facebook | กลุ่มเสพย์ศพคนเสื้อแดง

タイトルは「赤シャツの死体を食うグループ」、説明には「赤シャツは人間だとは思わない」と書いてあります。6月16日現在700人以上、参加者はどんどん増えているようです。都市部のタイ国民の本心が垣間見えるんじゃないでしょうか。

社会のどの階層の人々もが躊躇せず憎しみを表に出すようになってきているのだとしたら、今後の情勢も心配ですね。

Written by thaida

2010/06/16 at 15:09

カテゴリー: ネット鑑賞, 社会, 政治経済

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