タイだ。

タイで外こもりニートの日記帳。

教育とか権力とか

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Kurlantzickさん(fellow for Southeast Asia at the Council on Foreign Relations)という研究者の記事のごく一部。
The Destruction of Thailand’s Global Brand – Newsweek
Mismanagement and mistakes make mess for Thailand | Asian Correspondent
80年代、90年台と高度成長を期待されてきた民主主義国が、如何にして現在のような状態に陥ったのか。

(略)アピシット氏の民主党政権も、2001年からのタクシン氏によるタイラックタイ党政権も、読み書きと記憶の反復という古典的な教育を一新することは無かった。台湾、シンガポール、中国、インドは大学教育、英語、そして高度スキルの教育に力を注ぎ、結果として世界的な展望に立った革新的企業、そして巨大なアウトソーシング産業界を生み出した。しかしタイ政府とタイの主な業界は相変わらず海外企業の下請けで低価値な製造業を行っている。中国やシンガポールと違い、政府は労働力の改善や世界展開を支える効果的な誘引作りに失敗した。(略)

失敗は明らか。TOEFL試験の結果はアジアで常に最下位。台湾のエーサーやインドのインフォシスと比較できるようなタイのいかなる企業も出現していない。底辺の製造業は中国はどんどん奪われ、ハイテク業界はタイを無視している。(略)

タイの指導者達は観光客を惹き付けるその核となる物を保護することさえも選ばなかった。シンガポールは厳格な環境保護法を制定したし、非常に工業化が促進された韓国でさえも前市長が首都周辺に何百万本もの植林を指揮し、首都の主な川を浄化させた。(略)

タイの指導者達は権力を自らの手に集中させる。一方アジアのライバル達は逆の方法を取った。インドネシアは地域の不平を押さえる為にジャカルタから権限を移した。独裁的な中国でさえ各地域の自治体に大きな権力を与えている。タイでは2006年のクーデター後、指導者がそれまでの進歩的だった1997年憲法をクーデター首謀者達への恩赦を規定する物に置き換え、上院を非民主主義的にし、バンコク中心の権力を強化して不穏な情勢を押さえこもうとした。この決定が裏目に出て、まずはムスリム支配下のタイ南部の既に収まらなくなっていた反乱の更なる拡大、そして赤シャツによる抗議運動となる。どちらもバンコクの増大する権力への憤慨だが、それでもアピシット氏は首都の拡大を続け、現在は非常事態宣言により市民の自由を制限し、治安部隊による強制排除を許可している。(略)

まぁ工業化すれば良いってわけでは無いですが、教育改革の欠乏、そして権力の一極集中が問題だという話ですね。他にも都市部と僻地の学校の予算の大きな格差、機会の不平等の問題も大きいようです。

教育については、その内容レベルにも問題が有り、という記事。

タイの教師の80%が自身の担当教科で落第。
80 per cent of Thailand’s teachers fail own subject | Herald Sun

コンピュータ分野で88%、数学で84%、生物学で86%、物理学で71%が落第。
また教育省によると、37500の中等学校の指導者の95%が英語と技術の試験で合格レベルに達しなかった。
この惨憺たる結果が論争を巻き起こしている。

84000人の教師と学校指導者が試験を受けたという事ですが、どんな試験を誰が規定したのかは不明です。
ただこれは日本人にとってもちょっと耳が痛い話のような気もしますが。

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Written by thaida

2010/06/10 @ 19:34

カテゴリー: ニュース, 政治経済, 教育

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