タイだ。

タイで外こもりニートの日記帳。

2005年のアピシット氏

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2005年8月26日の記事が興味深いと言っている人が居たので見てみました。

Decree on militants ‘no license to kill’ – The New York Times

タクシン首相は、非常事態宣言の布告は殺人を許可するものでは無く、深南部ムスリムの暴力的な分離独立派を根絶するのに必要であるとし、上院の承認を得て先月から実施されている。
反対派は、これは暴力を煽り立てるだけであり、憲法で保障されている基本的人権に反し、効果もなく挑発的であるとして激しく非難。野党リーダーのアピシット・ウェーチャーチワ氏は、非常事態宣言により容疑者の拘留やメディアの検閲に関して広範な自由裁量権を与える事となり、市民の自由が侵害される事となると非難、また議会での討論にて「出版物の検閲が法により可能となるならば、それは憲法が明言している“戦争下でのみ実施できる”という記述に反する。我々が戦争状態の中にいるのではないことは明白である。」と語った。[後略]


当時のタクシン首相が深南部に非常事態宣言を布告した時の記事でしょうか。深南部の惨状は現在もこの時からそれほど好転しているようには見えません。先日は過去6年の爆弾テロによる死者が4千人を超えたという発表が有りました。死亡者の家族等の間接的被害者は5万人を超えていると言われています。非常事態宣言による効果は、むしろ状態を悪化させたという声も多いようです。第三者機関による監視が無い為、治安部隊による市民の捜査や逮捕監禁に信用できる証拠の裏付けが無い事が、和解を妨げる大きな原因と言われています。
 
現在布告が出ているバンコクや各地方への効果はどうなんでしょうか。深南部程の活発なテロ活動は考えられないとしても、既に反政府派メンバーの暗殺死や不審死が起きている事もあり、活動家の一部は既に地下に潜らざるを得なくなっているようです。やはり深南部と同じような道を辿るのかどうかが不安な点です。
 
アピシット氏については当時の政府を非難した上記の言葉と、首相になってからの行動を比べると確かに興味深いんじゃないでしょうか。アピシット政権に敵対的なテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等は検閲どころではなく、全て閉鎖されてしまいました。反政府、反王政的なウェブサイトも10万以上のサイトがタイ国内ISPによりブロックされています。5年前は検閲に反対していたアピシット氏ですが、これは戦争状態だから良しとしているのか、あるいは政権を取って気が変わったのか、それとも当時の政権を攻撃する為の嘘だったんでしょうか。

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Written by thaida

2010/06/29 @ 17:55

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