タイだ。

タイで外こもりニートの日記帳。

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戦争を煽る連合集会

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昨夜の王宮前広場での連合の集会では舞台の裏にM79グレネードが一発撃ち込まれて子供を含む十数人が負傷しました。

連合の信者達が疑わしい若者を取り囲んでボコボコにしましたが、これは人違いではないかという噂です。警察は大勢動員されていましたが、犯人を追いかけるわけでもなく、まぁいつもの事ですね。連合が「攻撃を命令したのはパンロップではないか」というのを受けて、「俺がやったなら標的はとっくに死んでいる」と数年前のタクシン暗殺未遂時と同じセリフが出たようです。

その前後のソンティ(リ)の演説内容がこちら สนธิ ลิ้มทองกุล ปราศรัย: “ทำไมต้องสู้เพื่อในหลวง” (なぜ国王の為に戦わねばならないか)。目に付く記述は、「高齢になって体力の衰えてきた国王を単なる【象徴】にしてしまおうという勢力が有る。丁度カンボジアでフンセン首相がノロドム・シハモニに対して行ったように。このような事は絶対に受け入れられない」。それから、「国王を支えるのは、もはや我々しか居ない」という所かな。また不敬罪ネタになりそうだけど。

カンボジアの事は実際のところ全く分からないというか、普段タイに居ると何の情報も入ってきませんね。現在のタイの領土の多く(カンチャナブリの辺りまでも)がかつてはクメールの領土だった事なんかほとんどのタイ人は知らないと聞いています。自分も知りませんが。

昨日の連合メンバーの演説では「政府はカンボジアと戦争しろ」と煽っていたようです。実際戦争になれば現政権の支持率はさらに上がるかもしれませんが、国境周辺の人々の生活とか眼中に無いんでしょうね。政府もそんな愚行は行わないでしょうが、こういう主張はいい加減にして欲しいです。一方、上の爆弾の件で引き合いに出されたパンロップも「タイの軍人はカンボジアと戦う勇気が無い」と軍人を煽っているようです。

ところでスズキのバイク工場がタイから撤退してインドネシアに向かうそうですね。スズキの社長はアメリカのサブプライムローン崩壊の頃から現在の金融恐慌をどの他社よりも早く察知して生産を大調整したそうで、危機に敏感に反応するという印象があります。このタイからの撤退はどうなのか、大きな資本撤退の流れの兆候なのか、気になりますね。

追加 091116:

世界で勝つ 強い日本企業のつくり方:大前研一の辛口ニッポン応援談(前編) (1/5)

[..]もっと短期的に面白い市場はインドネシアだ。極めて有望で親日的。日本企業もたくさん進出していて、成功確率もインドや中国に比べると非常に高い。人口は2億4000万人、消費も非常に活発[..]向こう4、5年は安定した成長[..]日本企業でも現地に入って、インドネシアの人たちをマネジャークラスに登用して非常にうまくやっているところがあるけれど、年率50%で伸びている。日本じゃ考えられない。いずれインドネシアでの売り上げが国内を抜くような日本企業も出てくる[..]すでにヤマハ発動機は主力工場や輸出基地などを浜松からインドネシアに移している。日本国内だとバイクはピーク時の10分の1だからね、そんなところで将来を考えていてもしょうがないわけだ。今はDaimlerになった旧三菱ふそうトラックもインドネシアでは強い。大塚製薬のスポーツドリンク、ユニチャーム、マンダムなんかもインドネシアでは強い。

こういうのを見ると、インドネシアへ向かうのは大きな流れのようですね。

Written by thaida

2009/11/16 at 16:03

タクシン・インタビュー出てます

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先日タイ人には衝撃的な見出しで騒ぎになったタイムスの記事のURLは現在タイのISPがブロックしているようです。で今回は、タイムスが要望に答えて、その該当記事の時のインタビューの完全版が出ています。
Thaksin Shinawatra: the full transcript of his interview with The Times

内容を見てみると前回の記事タイトルのようなショッキングな発言は見当たりませんね。やはりタイムスが付けた見出しが酷かっただけのようです。でもそれで大騒ぎになるのがタイですが。

まずは枢密院、軍、民主党への批判。「枢密院と王室周辺の人々が王族一家を騙して利用している」というもの。これを言うだけで不敬罪の対象かな?それから軍による政治への関与。選挙をしてもクーデターで実権を掌握してしまうんじゃ民主主義は成り立たない、と。そして選挙では負けるから軍によって与えられた政権にしがみついている民主党、と。

タクシンの暗殺未遂について、「スラユットに頼まれてパンロップ大将が命令した」、と。あれ、パンロップはプアタイに入党したんじゃなかったっけ?それじゃタクシン暗殺計画の首謀者が最近タクシン派に合流したことになるんですが、変ですね。

「現国王の後、王子が後を継ぐ時は王室界は小さくなり刷新されるので現在のような問題は減るだろう。現在王子は国民の人気も無く輝いていないが時が来れば輝く」、と。これは不敬罪の対象?

その他いろいろ。

差し押さえられている資産につい: 「政治を始める以前に築いた一族の資産である。利益誘導で増やしたんじゃなく、株価インデックスが上がったから増えただけ。我々の会社よりもっと増えた会社もある。」と。興味深い。

赤組にどのくらい資金援助しているのか: 「国内の資産は押さえられていて援助していない、海外に有るのはほんの少しだけ。赤組は自ら少しずつ出し合ってお互いに支援している。」

具体的にどのくらい残っているのか: 「一億USドルぐらいかな。」

その海外資産はいつ使い切るのか: 「今だってビジネスをしている。ウガンダには10箇所の金鉱。ウガンダ、フィジー、アンゴラではロッタリー(宝くじ)のライセンス。パプアニューギニアでは金採掘の利権を取った。ダイヤの採掘はリスキーでやらないことにしたが研磨はやる、すばやい利益になるから。」

深南部について: 「深刻なのがかつてマレーシア領からタイに移った部分。多くの人々が宗教教育だけを受けていて通常の仕事に就けない。不運だったのがタクバイ事件。軍の愚行によって起きた悲劇が引き金だった。」

王室は変わるか: 「世界の変化に合わせて王室機関も変わらなければならない。子供の心臓のままでは大人になれないように。」(これは不敬罪の対象?)

こんな感じですが、間違いが有ったら教えてください。分かりやすいし結構納得できる内容じゃないでしょうか。

Written by thaida

2009/11/12 at 15:05

カテゴリー: 政治経済

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アセアン会議の後

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現在アセアン会議が行われているフアヒン、チャアム周辺は数万人の軍や警察で溢れかえっているようです。タイでは以前、各国の要人がヘリで逃げ出すという前代未聞の失敗が有りますから、今回は必死ですね。

タイ研究の赤木先生の忠告が出てます。

政変の時節―増す軍同窓の重み―/NNA.ASIA

大雑把な内容:

政党政治の形式だが未だに軍関係者の影響の大きいタイの政界。現在は特に退役軍人が活躍する傾向がある。枢密院と軍を支持基盤とする現政権への対抗として、チャワリット(陸軍大将、元首相)やパンロップ、その他退役軍人(タクシンの同期生)の数十人が野党プアタイ党に入党した。
過去に成功したクーデターのほぼ全てが9月から11月に集中している(政変の季節)。今回のアセアン会議が終了したらすぐに、情勢は大きく動き始めるだろう。

というわけでアセアン会議終了後に注目ですね。

Written by thaida

2009/10/22 at 15:55