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カノムチーン
カノムチーンと言ったら米から作ったモチモチとした麺でおなじみですが、それはもうタイ全土のみならず東南アジアのどこでも食べているようですね。
先日よく見てる日本の方のブログでขนมจีน(カノムチーン)をหนมจีน(ノムチーン)と書いている人が居たので、「打ち間違ってますよ」ってコメントを入れたんですが、実はそう呼ぶ地方も有るので間違ってなかったんですね。指摘してあげようとして、逆に無知を晒してしまいました。
この際だからググってみたら説明もいっぱい出てきたのでメモ。
各地方でのいろんな呼び方。
- 中部: カノムチーン(ขนมจีน)
- 東北部: カーオプン(ข้าวปุ้น)
- 北部や東北部: カーオノムセン(ข้าวหนมเส้น)
「カノム」は上記の北部の「カーオノム」から来た、というのが一説だそうで。その意味するところは「米を潰して水っぽい粉状にして材料に使う物」だそうです。なので最初に出た「ノムチーン」も有りなんだそうで。てっきり「お菓子」のカノムと「中国」のチーンだと思っていましたが、全然違うようです。しかし、じゃぁこの場合、「チーン」は何?と思うんですが、わかりません。
しかしもう一つ全然違う説が有って、こっちはおとぎ話みたいな感じです。
その昔、移住してきたタイ人と混ざって暮らすようになったモーン族が、カノムチーンの料理を煮ていた。タイ人が「それは何だ」と聞くと「%@#$カノームチン(คนอมจิน)@@#$!」と答えた。モーン族は、「カノーム(คนอม)が煮えた(จิน)から一緒に食べなさい」と言っていたんだけど、それ以降、タイ人は「カノムチーン」と呼ぶようになった。
どっかで聞いた別のおとぎ話みたいですが、モーン族の言葉では今でもカノームと呼ぶそうです。
というか、二つの説が全然違いすぎて余計困るんですが。