タイだ。

タイで外こもりニートの日記帳。

Posts Tagged ‘kapook

kapook祭り、その4

leave a comment »

kapook祭り、その3 続き。

大衆紙のタイラットに載りました。

「kapook経営者、非を認めるも、該当ページの内容はモラルに反するものでは無いと主張」

IT UPDATE ผู้บริหารกระปุกยอมรับผิด แต่ยืนยัน โดเมน xxx ไม่ได้อยู่ด้านมืด : www.thairath.co.th


発覚最初は小手先のごまかしで余計に騒ぎを大きくしてしまいましたが、最終的にはうまく切り抜けたと見るべきでしょうか。この件を追求してきた各ブログの作者達も、各自が思う結論を表明した後はそれ以上語らなくなってきたようです。

25日追記 :

同じくタイラット紙によるとパラメート氏がタイ・ウェブ管理者協会から脱会したようです。

ข่าว ไทยรัฐออนไลน์ นายกสมาคมผู้ดูแลเว็บฯลาออกหวั่นสังคมแคลงใจ : www.thairath.co.th

また、問題の発端となったxxx サブドメインは結局、全て削除したそうです。

xxx.kapook.com
これらの検索結果も、やがて消えて行くのでしょうか。

28日追記:

今回の一連の件から発生した遊びでしょうか。タイ国内のサイトでxxxサブドメインを立てるのが流行っているようです。ほとんどが卑猥なキーワードで検索した利用者を引き寄せて、アクセス元のIPアドレスを記録する、というだけの物が多く、内容は全く無害なようです。この運動(?)がどんどん広がっていくと、「毎年タイ国内の検索ワードの上位を占める卑猥な語句では、目的の猥褻情報に到達できなくなる」という目的が達成されるかもしれませんね。ある意味これもSEOと言えるかも。
source: Funny and Relax with xxx. > SEM, SEO knowledge in Thailand

Written by thaida

2008/03/24 at 18:35

カテゴリー: ニュース, IT

Tagged with

kapook祭り、その3

with 2 comments

kapook祭り kapook祭り、その2 、の続き。

プーチャッカーン新聞社の記者による記事は、電話インタビューだったようです。「x-fileをxxxというドメインで登録してしまった」という理屈に合わない話の部分は、「パラメート氏は最初からサブドメインと言ったがプーチャッカーンの記者が間違って解釈してドメインの登録と書いてしまった、と弁明してます。まぁ、基本的な知識が欠けたまま勝手な解釈で記事を書いて、結果的に理屈に合わない文章になってしまうのは、マスコミならよく有る事ですね。

以下は弁明のその他の部分:

1×1ピクセルの hidden textを仕込んだ経緯は前回書いたのと同じ。kapookチームの見識が足りなかったし、それはまずいやり方であった。

play.kapook.comに有ったビデオの説明に、まだ公開しないサイトであるはずのxxx.kapook.comの宣伝が有ったのはなぜか。という質問には、あれはユーザがポストできる場所で、そのユーザがどうやってxxx.kapook.comを知ったのかはパラメート氏も分からない。

「若者の為の安全なインターネットプロジェクト」のリーダーとしての立場で有りながら、xxx.kapook.com なんてものが出てきたのは?とういう質問には、そのプロジェクトは6年前に始まったが、リーダーだったのは最初の1年だけで、いまはkapookが thaicleannet.com のアップデートをしているに過ぎない。kapookトップページへのbacklinkを置く事を条件に無料で行っている。そして皆勘違いしているが、パラメート氏は若者に無害なサイトだけを作っているわけではない。利用者の需要に答えるためにはそうでない物も作る。が、違法なものは絶対に無い。

道徳(モラル)としてどうかという質問があるが、道徳の規準は人それぞれであり、全ての人が満足できる基準というものは存在しない。パラメート氏個人の基準では、kapookの中に卑猥であるとされるようなコンテンツは一つも無い。刺激的な内容といっても一般に売られている新聞や雑誌と同程度。ただし、そのコンテンツ内容に無関係の卑猥なキーワードを使ってSEO対策を行ったことは、自分の基準でもやはり問題である。

source: Talk with Kapook | Random Digital Garbage

まぁたしかに、実際のところ「卑猥なキーワードでSEOされたページに行ってみると日本の女優のビデオクリップが有った」から、kapookが凄いエロコンテンツを置いていたように感じるけれど、実際のところ内容はそれほどエロいものでは無かったわけですね。結局批判はそのSEO手法だけということになり、「やったのは研修生、kapookチームの理解が足りなかった」、そしてパラメート氏は「今回の不手際は自分の指示ではない、総理府管轄下の組織がスポンサーのプロジェクトのリーダーでも無いし、多少は非道徳的なサイトだって作るよ」という感じで決着するんでしょうか。

この話は、そろそろ収束という感じでしょうが、話題を盛り上げたブログを書いた人達がちょっと心配ですね。タイの社会である程度の地位がある人を批判すると、それなりの圧力も受けることになるでしょう。既に以前掲載した証拠画像を削除する人も居るようですし。

23日、追記:

会見のビデオが公開されたようです。

duocore ผลักดันวงการไอทีในบ้านเรา – Kapook แถลงเรื่องซับโดเมน xxx.kapook.com

が、ちょっとuploadにミスがあって完全では無い模様。

Written by thaida

2008/03/23 at 16:14

カテゴリー: ニュース, ネット鑑賞

Tagged with

kapook祭り、その2

with one comment

kapook祭り の続き。

タイのネット社会の健全性を保つことを目的とする「タイクリーンネット・プロジェクト」の代表である他、青少年の為の安全なネット環境を守るという活動で知られるパラメート・ミンシリ氏が、自社の有名ポータルサイトkapookで卑猥な検索spamをばら撒いていたことを指摘され、小手先のごまかしでこれをもみ消そうとして更に騒ぎが大きくなったという問題。

kapook代表のパラメート氏本人が 出てきて会見をするということで、現在事前質問を受け付けています。当日は誰でも参加可能。録音、録画も可、ということです。

22日(土) 13:00~ バーンライ・カフェー(BTSエカマイ駅前)
source: Kapook ชวนคุย เสาร์นี้ 22 มีนาคม 2551 ถามกันแบบตรงไป เพื่อคำตอบที่ตรงมา « MacroArt Online Business Story by Apisilp Trunganont

この日は自分は行けませんが、後で録画が公開されると思われます。 前回のプーチャッカーン新聞社の記者によるインタビューの時のように、突込みどころが満載の言い訳を続けるのか、注目です。

バーンライ・カフェーバーンライ・カフェーってこんな感じの店。雰囲気も良いし場所も便利なんですが、異常に値段が高いですね。 ネット使用料なんかも非現実的な値段です。なので貧乏な自分は人と会う時以外、あまり頻繁には行きません。

22日、続き:
会見の内容が出てます。以下はパラメート氏の弁明:

まず一つ目。組織の方針によりkapookチームが受けた任務は、「xxx.kapook.comはまだオープンしない、サイト上での宣伝もまだしてはならないが、前もってSEOの準備はしておく事」というもの。

これを受けたkapookチームのピット君(仮名)は次のように解釈した。「前もってSEOは準備しなくてはならない。しかし誰にも見せてはならない。それなら、1×1ピクセルのhidden textに仕込むとしよう」

ピット君(仮名)は、以前も言ったように研修生で、経験が浅い。kapook側もそれが間違いだとは知らなかった。そしてそれがまずい事だと忠告されてから、SEO専門家のアドバイスにより問題のリンクを取り去った。

二つ目。今後こういう「適切か不適切か」というような問題のリンクが有ったらwebmasterに報告してくれない?チームが返答しますから。ブログに書きちらかさないで!

source: After Kapook Talk. > SEM, SEO knowledge in Thailand

この弁解が本当かどうかは判断のしようが無いですね。「研修生がやった事、kapookチームの理解が足りなかった事」で押し通そうとしているのかもしれません。

ブログに書かないで、っていうのは無理なお願いでしょうが、気持ちはわかりますね。タイ国内のネット上でこの話題が凄い勢いで伝播していくのは、さぞ恐ろしかったことでしょう。

気になるのが、この記事のソース の人、騒ぎになってkapookがこっそり内容を差し替える前後の画像を晒していたんですが、これを引っ込めたようです。おそらく上のほうから圧力が掛かったんでしょうね。

問題のページの内容についてはあまり言及されていませんが、そこにあったビデオクリップに出てくる Sara Aoi さんは日本の女優です。公開されたばかりのタイ映画にも出ているようで、もしかして今タイで一番有名な日本の女優さんかもしれません。

Written by thaida

2008/03/21 at 17:23

カテゴリー: ニュース, ネット鑑賞

Tagged with

kapook祭り

with 4 comments

タイで主に若者一般向けに有名な大規模ポータルサイトに kapook.com というのがあるんですが、このポータルに仕込んであったSEOスパムがタイのネット社会で話題になっているようです。

事の発端は、kapook のサイト上に xxx.kapook.com というドメインへの隠しリンクが有ったのを見つけた人がいて、詳しく見てみるとこれらのリンク先のページはタイ語の検索ワードで上位にある「売春」、「ポルノ」、「セックス」等の語を含んだ大量の検索spamが仕込んであったこと。SEO対策でこのような検索spamを使うのはタイのネット上でも嫌われる傾向にあるようで批判的に受け止められたんですね。
source: xxx.kapook.com ? | Random Digital Garbage

で、これだけならPVを稼ぐ為には手段を選ばないサイトへの批判で終わるんですが、このkapookを所有しているバンディットセンター社の社長パラメート・ミンシリ氏に注目が集まりました。

この方、「タイクリーンネット」というタイのネット社会の健全性を保つことを目的とするプロジェクト(スポンサーはタイウェブマスター協会と総理府管轄下の健康推進基金)の代表です。更に、「安全なネット環境を若者に提供する」というスローガンの元に情報を検閲遮断するブラウザ Plawan Browser を配布する団体(スポンサーは文部省とその傘下の基礎教育委員会)にも関係しているそうです。

批判はつまり、「一方では若者に有害な情報の撲滅運動をして、もう一方では卑猥な検索ワードで検索spamをばら撒く、この人は一体何をしたいんだ?」というわけですね。
source: bact’ is a name: xxx.kapook.com

騒ぎになった現在、kapookではこの隠しリンクのページを全て削除したようです。キャッシュを見てみると、よくこんなに大量に用意したな、と思えるほどのエロ検索spamに感心します。日本のAV女優のビデオクリップなんかも結構あって、日本のエロ文化の影響力も感じますね。

site:xxx.kapook.com – Google 検索

20日、続き:

kapookが一度全て削除したこれらの検索spam用ドメインですが、また復活して話題になっています。そこに書いてある内容:

このドメインはまだサービスを開始していません。準備中の段階の為、多少間違いが有るかもしれませんが、ご了承願います。我々はこのページを、コラム Kapook X-File のアーカイブとするつもりです。

「xxxとはX-Fileのことでした」と、まるでいたずらした子供のようなこの苦しい言い訳。早速、変更前と後のスクリーンショットが晒されて、「一体どんな多少の間違いなんだ」と更に騒ぎを大きくしているようです。修正漏れのまずい内容を晒されると即座に直したりと、忙しく動いていますが、これは小手先のごまかしでもみ消そうとして余計騒ぎを大きくしてしまった話の典型のようですね。面白いのでしばらく見守ってみましょう。
source: XXX = X-File ? | Random Digital Garbage

21日、続き:

この件、更に話が広がってきて、プーチャッカーン新聞社の記者によるパラメート氏へのインタビューが掲載されたようです。この記者、行動が素早いですね。題名は「高くついた勉強代」。
ปรเมศร์ยกกรณี xxx.kapook.com บทเรียนราคาแพง – CyberBiz – Manager Online

パラメート氏の言い分ですが、「このドメインを所有していたのは事実だ。が、自分が指示したのはX-Fileアーカイブを置くドメインを設置せよ、であったがkapookチームがxxxというドメインを買ってしまった。このドメインを検索spamの為に使うよう指示した事も無いし、これを宣伝したことも一度もない。今回の騒ぎは当社の研修生がその使用目的を逸脱して、卑猥な語で検索するネットユーザをkapookのサイトへ集めて卑猥な情報を入手するという目的を達成させない、という作戦に使ったもので、このような騒ぎになったのは、言わば研修生の先走った行動のせいだった」、というような内容。

さすがにこの言い訳がお粗末だったようで、激しい突っ込みに晒されているようです。「トップページからの隠しリンクで設置した検索spam目的なんだから、宣伝しなかったことが言い訳になるはずが無い」とか、「 xxx.kapook.com はドメインじゃなくて自組織が幾らでも設置できるサブドメインだろう」とか、「研修生にこの巨大ポータルサイトのトップページを書き換える権限があるんだねぇ」など。あげく、前日昼間にkapookがこっそりと差し替える前のスクリーンショットで、卑猥な単語の検索でたどり着いたそのページで実際に卑猥な映像が見れていた、という事実も晒されています。主に、sora aoi という日本の女優(ですよね?)のビデオのようですが、日本の女優としてはタイで人気らしいですね。この騒ぎ、まだ続くのかな?
source: Kapook on Manager | Random Digital Garbage

Written by thaida

2008/03/20 at 16:53

カテゴリー: ニュース, ネット鑑賞

Tagged with